
英知を集結しよう!
カーボンニュートラル、その先の循環型社会へ
脱炭素化・サステナビリティの潮流が世界的に加速する中、日本をはじめ多くの国・地域が2050年のカーボンニュートラルを目指し、対応を進めています。地球規模の難題を乗り越え、持続可能な社会にしていくためには「共創」 と「循環」がカギであると考えています。裾野が広く、与える影響も大きい自動車産業において、カーボンニュートラルを実現していくためには、“くるま”のライフサイクル全体で脱炭素に向けた取り組みが欠かせません。この取り組みに対しては、これまでのような「資源の採掘~製造~廃棄」というリニア型から、3R「リデュース・リユース・リサイクル」に代表される「循環」型の社会システムへ転換していくことが求められています。
時代の転換点とはいえ、価値観を変えていくことは並大抵ではありません。だからこそ、今まで当たり前だと思っていたことを疑い、新しい視点で物事を捉え、新しい仲間と「共創」してチャレンジすることが重要であると考えています。
「人と地球を幸せにする技術とはなにか」を問い、新しい価値を共創していくためにバリューチェーンを生み出す。
“くるま”に携わる全ての皆さまの英知を集結する「場」として、「人とくるまのテクノロジー展2023」にお集まり頂ければ幸いです。

循環型社会実現に向け、「知恵・技・匠」で
新たなバリューチェーンを生み出そう!
名古屋では、これまでのリニア型社会から、循環型社会の実現に向け、自動車産業のバリューチェーンの新たな広がりを紹介します。「循環」をキーワードに、資源に対する技術や他産業における循環スキーム、鉄のリサイクルや樹脂のケミカル再生技術、更にはカーボンリサイクル技術の展示、生産現場における資源の再利用技術も展示しています。循環型社会の実現に向けた「知恵・技・匠」から、皆さんと一緒に考える「場」となれれば幸いです。
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リサイクル技術Recycling technologies
自動車産業のバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルの実現に向けて、自動車を構成する部品のリサイクル技術に加えCO2を循環させるスキームの機運が高まってきています。ここでは、再生リチウムイオンバッテリーの他産業への利活用技術、鉄/プラスチックのリサイクル技術、更にカーボンリサイクルの技術とスキームを展示しています。
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デジタルDigital technologies
循環型社会の実現に向けては、従来の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に加え、これまでの自動車産業の枠を超えたバリューチェーン構築とデジタルの力を活用した資源循環のスキームづくりが重要です。ここでは、「循環」に向けた社会変革スキームや他産業でのデジタル活用事例を展示しています。
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生産技術Production technologies
循環型社会の実現を目指す上で、「つくり方」そのものの変革が欠かせません。ここでは、生産現場での取り組みとして、製造時における「知恵・技・匠」を駆使した資源循環技術について展示しています。