英知を集結しよう!
カーボンニュートラル、
その先の循環型社会へ
私たちはいま、“The triple planetary crisis”という3つのリスク(気候変動、生物多様性喪失、資源浪費)に直面し、「地球は有限である」ということを再認識する時代に生きています。ここ数年、日本をはじめとする多くの国・地域は2050年カーボンニュートラルを目指した取り組みを加速させるとともに、社会構造そのものの変革による持続可能な社会の実現を目指しています。そのカギとなるのは、「共創」と「循環」であると考えています。
これまでのような「資源の採掘~製造~廃棄」というリニア型から、“3R”「リデュース・リユース・リサイクル」に「リニューアブル」も加えた“4R”に代表される「循環」型社会システムへの変革が必要となっています。「循環」型社会システムの実現には、単に廃棄物をリサイクルすることではなく、私たち一人ひとりが、「つくる責任、つかう責任」の価値基準へと転換していくことも求められます。“くるま”のライフサイクル全体を見ながら脱炭素化に向けた取り組みを進めるためには、今まで当たり前だと思っていたことを疑い、新しい視点で物事を捉え、新しい仲間と「共創」してチャレンジすることが欠かせません。
「人と地球を幸せにする技術とはなにか」を問い、新たなバリューチェーンを仲間と共に築きあげていく。
“くるま”に携わる全ての皆さまの英知を集結する「場」として、「人とくるまのテクノロジー展2024」にお集まり頂ければ幸いです。
「知恵・技・匠」で共創し
バリューチェーン全体で
循環型社会を実現しよう!
名古屋では、自動車産業バリューチェーン全体での循環型社会の実現に向け、新しい仲間との共創を紹介します。「循環」をキーワードに、自動車ライフサイクルにおけるGHG算出、カーボンフットプリント削減や資源の再利用に対して有効となるトレーサビリティ、使用済みの車両から資源を回収・分別する静脈産業の技術も展示しています。ここ愛知県は自動車製造メーカー、Tier-1部品サプライヤーをはじめ、Tier-2・Tier-3・Tier-4・・と自動車産業に携わる多くの企業に裾野を広げています。循環型社会の実現に向けて「知恵・技・匠」で皆さんと一緒に考える「場」の1つです。
ライフサイクル全体での製品カーボンフットプリント(CFP)を算出するためにはバリューチェーン全体での取組みが必要です。ここでは、CFP算出システムやトレーサビリティ情報を付与したデジタルプロダクトパスポート(DPP)システムについて紹介します。
使用済みの製品を回収して再資源化するためには、回収した製品の分別技術が欠かせません。ここでは、プラスチックや金属の分別技術について紹介します。
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自動車開発にもとめられるLCA
SOLIZE株式会社
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Zeroboard for batteries
株式会社ゼロボード
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トレーサビリティ情報等を付与した再生材や再生原料の調達を支援するプラットフォーム
株式会社TBM
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タンパク質を利用したマイクロプラスチック判別技術の研究
スズキ株式会社/国立大学法人 静岡大学
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プラスチック資源循環DXソリューション 「RaaS」
三菱電機株式会社
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ナイロン6樹脂の水平リサイクル技術
-亜臨界水によるナイロン6樹脂のモノマー化-株式会社本田技術研究所/東レ株式会社
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サーキュラーエコノミーを支える解体・分離技術プロセス開発研究事例
早稲田大学理工学術院 所千晴研究室
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内装のコンソールトレイに用いる「ヘリテージコルク」素材の開発
マツダ株式会社/内山工業株式会社
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自社回収ペットボトルのシート表皮へのリサイクル
トヨタ自動車株式会社
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廃漁網100%由来ケミカルリサイクルナイロン製品
豊田通商株式会社
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カーボン樹脂複合材を用いたFCセパレータ高生産技術
トヨタ車体株式会社
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電気自動車のモーター、インバーターを再利用した風力発電
ジヤトコ株式会社/ゼファー株式会社
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モノづくりのカーボンリサイクルに貢献するCO2回収システム
株式会社デンソー
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